Well Ali Baba had them forty thieves.
Scheherezade had a thousand tales...
この日を待ち侘びていた。
サウンドトラックが解禁されてからの、
A Whole New World 鬼リピ生活。
何度繰り返しただろうか、
何度歌っただろうか、
もう、すっかり歌詞は頭の中
もう、すっかり僕は王子様気分
期待に胸を膨らませ
劇場内へ足を踏み入れた
膨らみ切った胸は
高鳴り
舞い上がる
その鼓動が鳴り止むことはなく
ただただその世界に入り浸っている僕がいる
今作において、
最も評価されるべきポイントは
なんと言っても、ウィルスミス。
不可能であろうとも思われた
ジーニーの実写化を見事に演じ切った。
というより、演じ上げた。
彼のキャラクター、
ユーモアなセンス無しでは、
この作品は完成に至らなかったであろう。
僕らの想像を遥かに超えたジーニーが
スクリーンにはっきりと映し出されていた。
なぜ、こうも上手く、
ジーニーという、
架空の存在である魔人
を表現することが出来たのか。
それは、魔人を、
擬人化したことにあると考える。
1人の人間として、
ジーニーを扱うことにより、
視覚的に、ストーリーとして
違和感なく仕上がったのだろう。
加えて、
彼の圧倒的スキルの高さだ。
今作では、ダンスシーンが何度も登場する。
アラビアンに偏ったダンスだけでなく、
現代風のダンスを多く取り込んでいた。
これまでの「アラジン」
のイメージにはなかった、
ブレイクダンス、ラップ、など
を組み込んだことで、
ストーリー全体が華やかになるだけでなく
ジーニーというキャラクターと
ウィルスミスという人間を
上手いこと融合させていた。
プロフェッショナルな原作
を
プロフェッショナルな集団
が
プロフェッショナルに作り上げた
映画史上に残る
プロフェッショナルな映画
と言えるだろう。
written by Prince BANANA.
#映画 #映画論評
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